気づき日記

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ボタン電池の終止電圧について

ボタン電池の終止電圧について調べた。理由は、万歩計の電池が少なくなった表示が出たためである。本当に無くなったのだろうか調べてから捨てようと思った。測定すると、無負荷で2.84Vであった。

乾電池では電圧が少なくなる率がなだらかである。maxellのHPにリチウムボタン電池のデータシートがあったが、まるでニッカド電池のようにストンと低下していた。リチウム電池の特性であるのだろう。同じリチウム電池でもリチウム二次電池(充電可能)については、ほぼ容量に比例した直線となっているので、名称が同じだからと言って同じ特性とは限らないことが分かった。そもそも一次電池二次電池では構造が全く異なるのだから。ボタン電池は軽負荷ではずっと3.0Vを維持し、寿命の最後でストンと落ちることが分かった。メーカ既定の終止電圧は2.0Vであるが、3.0Vから2.0Vまでは、寿命の10%にも満たないので、2.84Vで少ない表示が出ること自体は、妥当な設計と言える。しいて言えば、軽負荷時に測定することだろうか。

まとめると、ボタンリチウム電池の解放電圧2.84Vは電池の少ない状況として検出する閾値として妥当で、電池の放電特性には非直線型と直線型が混在し、一次二次の方式に関わらない。ということかな。(544文字)