気づき日記

気の付いたことを書いています

液体洗剤と粉末洗剤

洗濯機に液体洗剤の自動投入機能がある。粉洗剤を手がぬるぬるになるのを覚悟でいちいち入れるのが面倒なので、使用することにした。

設定では「一般」さらに「多め」というのがあって、別に「専用」というのがあった。専用というのは洗濯機メーカー専用の洗剤であり、カタログでは1パック定価800円とあった。これは論外として。

一般と多めの差は何だろうか。わざわざ説明書を見ると、30l(30リッター)あたり、20mlが一般。25mlが多めとある。アタックとトップが該当とあるので見てみると、アタックの場合は30lあたり25mlとある。なんと「多め」を選択するようだ。以外・・

最近Nanox等、少ない洗剤量で同じ洗浄効果をうたうものがある。嫁さん曰く全然落ちないとのことなので、我が家では使っていないが、同じアタックでZEROシリーズを見てみると、30lあたり10mlとある。間違えてもこのような洗剤を買うと大損することになる。これから発売させる洗濯機には選択肢が増えるのだろうが。

さて、液体洗剤を使うとすこぶる快調だ。ボタン操作だけで洗剤投入の手間がない。嫁さんは最初嫌がったが、慣れればなんてことはない。ボタンだけなのであきらかに手間がない。

しかし、重大なことに気づいてしまった。洗剤量を見ていたので、粉洗剤の洗剤量を見てみると、800gパックに対して30l当たり18gとある。箱を使い切るまでに44回洗濯ができる計算だ。対して液体洗剤の場合680gに対して30l当たり25ml。つまり27回しか洗濯できない。値段は粉のほうが221円。液体が236円。つまり、粉では一回当たり5円。液体では一回当たり8.7円。液体は粉の1.7倍コストがかかるのだ。これは一生で計算すると、10万円の差を生む(80年間毎日洗濯した場合)。手間が減った分のコストとしてどう見るか。。

期せずして、粉石けんの「ビーズ」は21年9月末で製造を中止するとあった。この流れは今後鮮明だろう。ドラム式が増えて液体洗剤の使用機会が増えてきたこともあると思う。洗剤メーカーはウハウハである。なにせ1.7倍の利益を生むのだから。粉洗剤を皆で使って「粉洗剤の安値を維持しよう」運動でもしたほうが良いのか。迷うところである。